診療科目/対象疾患・症状
診療科目/対象疾患・症状
当院は、最新の医学知識と温かい心で医療を提供し、
患者様とご家族を援助します。
精神科・心療内科
当院には8名の精神保健指定医(うち非常勤医師4名)、3名の精神科医師が在職しており、精神科疾患全般にわたり豊富な経験を有しています。精神保健指定医とは、精神科診療における専門的経験を一定以上積んだ医師で、かつ国の認定基準を満たした者にのみ認められる国家資格です。
当院の診療は、多職種(メディカルスタッフ)が連携して治療を行う「チーム医療」を方針としています。お薬による治療だけに頼るのではなく、カウンセリングや精神療法、デイケア、訪問看護などの様々な方法を組み合わせ、治療を行います。また、当院は九州大学病院 精神科神経科の関連病院であり、様々な点で相互協力を行っています。
※当院には内科常勤医師が在職していますが、内科の外来診療は行っておりません。内科医師は、入院患者様の診療のみ行っています。
対象疾患
当院は、ほとんどの精神疾患に関する相談を受け付けています。
ストレス社会とも言われる現代で、周囲からのストレスで様々な心の不調を呈する方が増えています。また、自分と周囲の違いに苦しみ、生きづらさを感じている方もいます。認知症など、加齢に伴う脳の変化で生じてしまう精神的な症状も、我々が得意とする分野です。社会問題となっている飲酒に関する疾患も、当院では専門的治療プログラムを提供しています。
身体疾患の治療が必要な方で、認知症や精神疾患を理由として一般の病院での治療を断られるケースがあります。当院には内科医師が在職しているため、そのような方に対して入院治療を提供可能な場合があります。
お困りのことがあれば、当院で治療可能なものかどうかも含め、まずはお気軽に当院へご相談ください。
当院で診療している診断の例
- うつ病
- 適応障害
- 不眠症
- 統合失調症
- 認知症
- アルコール依存症
- 躁うつ病(双極性障害)
- パニック障害
- 不安障害
- 解離性障害
- 成人の自閉症、アスペルガー症候群
- 成人の知的障害、精神遅滞
- 成人の注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 心気症、身体化障害、身体表現性障害
当院で診療している症状の例
- 体がきつい、だるい、食欲がない
- 死にたいほどつらい
- 動悸がする、過呼吸になる
- 眠れない、寝付けない、途中で目が覚める
- 認知症による徘徊や大声、暴言暴力などがある
- 幻聴や幻覚、妄想がある
- お酒がやめられない、お酒をやめたい
- 気持ちが沈む、落ち込む、やる気が出ない
- イライラする、気持ちが高ぶってしまう
- 以前は楽しめたことが楽しめない
- 感情の波が激しい
- テンションが高く、コントロールできない
- 浪費が止められない
- 生活リズムが崩れている
- 眠りすぎてしまう
- 人前に出るのが怖い、外に出るのが怖い
- 急に死の恐怖におそわれることがある
- 漠然とした不安、特定の不安がある
- 怒りっぽくなった
- 人とすぐにトラブルになってしまう
- 人とうまく付き合えない
- 言いたいことが相手に伝わらない
- じっとしていられない
- 足がむずむずする
- 不思議な体験をして、周囲に理解されない
- 誰もいないのに声が聞こえる
- 知らない人から悪口を言われる
- 自分の考えが他人に筒抜けになる
- 重大な病気があるはずなのに、検査で異常がないと言われる
- 物忘れが進んできた
- 年を重ねて性格が変わってきた
- 介護を嫌がるため家族や支援者が困っている
ここで挙げたものはあくまで一例です。当院で治療可能な病気や症状は、これ以外にもたくさんあります。まずはお気軽にご相談ください。
違法薬物への依存や児童における精神疾患など、著しく高い専門性を必要とする疾患は、当院での対応が困難な場合もあります。