当院の特色
当院の特色
認知症専門療法
認知症学会「専門医・指導医」及び「認知症サポート医」である病院長を主動のもと、精神科病院として認知症へ向き合い、2022年12月「認知症治療病棟」、2023年1月「認知症・介護予防リハビリテーションセンター」を開設しました。より専門性を強化した治療を中心に、多職種連携による身体、栄養サポートを提供していきます。
医療を担い治療する
精神科病院へ入院をすると、なかなか退院できないというイメージがあるかもしれません。たしかに日本では、様々な理由により精神科病院への入院が長期化しているケースも事実としてあります。そのような中で私たちは、患者さんの「在宅(ご自宅等)への復帰」と「在宅生活の維持」を最大の目標に日々努力しています。
アルコール依存症専門治療
当院では、断酒を強制するのではなく、現在の飲み方が適正であるのかを客観的に評価を受け、ご自身で飲酒の量を選択できるお手伝いを行っております。また、外来受診にて「アルコール依存症」と診断され「断酒」が必要と判断された方には入院治療も提供しており、入院中は専門の多職種が寄り添い支援にあたります。
さらには退院後の支援もふまえ、外来フォローや、断酒会、アルコールの問題を抱えた方の家族のための家族会の開催なども定期的に行っております。詳しく知りたい方は専用ページをご確認ください。
在宅生活維持の援助
精神科デイケア
退院された方や外来を通院中、また近隣のクリニックの先生方のご依頼により、ご自宅等での生活をしながら受けることができる治療プログラムや、またある方には落ち着ける「自分の居場所」としての空間を提供しております。
精神科訪問看護
令和元年10月に福岡市より「訪問看護ステーション」に指定訪問看護のステーション化により地域にクリニックの先生方のご指示にて当院のかかりつけでない方への訪問看護も可能となりました。
リハビリテーション
当院には、精神科専門の作業療法士をはじめ、理学療法士と言語聴覚士が在籍しています。一般的な精神科病院で提供される作業療法だけでなく、理学療法士による身体的機能の回復・維持リハビリテーションを提供しており、言語聴覚士を中心に食事をするための嚥下機能(飲み込む力)や口腔ケアに力を入れています。
社会復帰援助
何かしらの問題により安定した社会生活を送ることができない、あるいは社会生活が苦しいなど、少しでも社会生活でのストレスをかかえる方のため、多種多様な方法で在宅生活を支え、また、当院の持つ社会資源の提供と各関係機関との連携により社会活動の維持、参画を目指す援助を行っております。